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小中一貫教育(大里中・大里西小・中田小グループ)

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「静岡型小中一貫教育研究指定研究発表会」(1)(生徒の様子と輝き)





20231122
本日(11/22(水))、大里中グループ(中田小・大里西小・中田小)の3校をリモートで結びながら、2年間の研究の成果を発表する「静岡型小中一貫教育研究指定研究発表会」が開催されました。
 グループの教育構想であり、研究の中心である「公平・公正の教育の実現」「大里型PBLの創造」についての取組を学ぼうと、すべての小中学校の先生方がお越しくださいました。お越しくださった先生方は、校長先生や教頭先生など、各校の中心的な役割を果たす先生方が多く、大里中グループにとって、大きな学びをいただくことができた充実の研究発表会となりました。

 午前(10時〜10時50分)に行われた「公開授業」では、大里中生の「主体性」と「協働性」を発揮するする姿が、どの学年も、どの会場(教室)もあふれていました。

 1年生は、テーマ「生活をより豊かにするために」のもと、各痔が探究し、深め合った内容についてのグループ内での発表が行われました。私が1年生の各教室を「ひとりさんぽ」をしていると、「環境」に関心をもち、探究を進めた2つのグループから、「校長先生、私たちの話を聴いていってください1」と元気な声がかかりました。1つのグループは、「フードロスをどのようにして、減らしていくか」、もう一つのグループは、「タバコなどの路上へのポイ捨てがなくなるようにするためには」について、丁寧に説明してくれました。探究の中で、自分から取り組み始めたことも紹介され、学びが自分事になっていることに感心しました。

 2年生は、前半、学年全員が体育館に集合し、代表のグループが研究の成果(創造したオリジナル京都モデルコース)を発表しました。私が、体育館に「ひとりさんぽ」をすると、発表者が身振り手振りを加えて、自分たちが創ったモデルコールを、表現力豊かに思う存分、PRしていました。発表後、「専門家」としてお越しいただいた「JTB静岡支社」の職員から、プロの視点で、批評をいただきました。この批評を生かして、さらに魅力的なモデルコースにアップデートしてほしいと思いました。

 3年生は、授業開始後、多くの生徒が、廊下に出て、参観の先生方に、「ぼくたち発表を教室で行いますので、お越しください」と呼び込みが始まりました。呼び込みを生徒は、かぶりものをしたり、ポスターを見せたりして、積極的に呼び込みを行っていました。案内された参観の先生方が各教室に入ったところで、各グループの「今後の活動案」の発表が行われました。3年生は、さすが最上級生です。スライドも話し方も丁寧でわかりやすく、内容だけでなく、表現の質の高さを感じました。

 特別支援学級の生徒たちは、「自分はどのような『はたらく人』になりたいか」や「『はたらく人』になるためには、どのような力が必要なのか」について、仲間や参観してくださった先生方に、丁寧な言葉遣いで、一生懸命、伝えていました。また、仲間や参観してくださった先生方からいただいたアドバイスを参考に、自分の考えをもっと深めようとする姿が見られました。

 このような子どもたちの活動について、参観してくださった他校の先生方からを、次の感想をいただきました。

 「子どもたちが主体的に学ぶ姿はとても楽しそうで、まさに有能な学び手であることが実現された姿だと感じました。」
 「子どもたちが仲間や専門家からの批評を自然に受け止めていることが素晴らしいと思いました。」
 「教師の姿が目立たない。つまり、生徒の主体的な姿が目立っていました。」
 「課題や学ぶことが、しっかりと共有され、どの生徒も目的に向かって取り組んでいました。」
 「晴々と自分自身を表現し、それを認め合う生徒達の姿が見られました。」
 「子ども同士も、教師と子どもも温かい関わりが見られました。良かったです。」
 「特別支援学級の子どもたちの主体性が素晴らしかったです。」などなど

 このように生徒の輝きを評価をしていただき、大変嬉しい気持ちになりました。 

 画像は、公開授業での生徒の輝き(体育館での2年生の様子&教室での3年生の様子)

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