メニュー

校長あいさつ

2015年12月16日
「いつ起きてもおかしくない東海地震」教頭 石川 裕
 「東海地震はいつ起こってもおかしくない。」皆さんもよく耳にする言葉ではないでしょうか。
 過去、駿河湾内にある駿河トラフから四国沖にある南海トラフにかけてのプレートの境界では、100年から150年おきに岩盤がずれることで発生するマグニチュード8相当の巨大地震が繰り返し起きてきました。
 しかし、前回の地震から既に160年以上もの期間、岩盤のずれが起きていないため、そのずれによる地震がいつ起きてもおかしくないと言われています。
 専門家の方は、いつ起こってもおかしくないと言われている東海地震は、静岡県の内陸部を震源域とし、地震の規模はマグニチュード8クラスの巨大地震になるとの見解を示しています。
 そのような状況下であることからも、毎年行われる地域防災訓練は、とても大切な訓練であり、いざという時のためにも中学生が参加する意義があるといえます。
 今年の大里中学区の地域防災訓練は、11月8日(日)を皮切りに12月23日(水)までの期間、各自治会で実施される予定になっています。
 既に実施された自治会では、トリアージ訓練や市政出前講座、AED訓練、初期消火訓練、炊き出し訓練等、様々な訓練が行われました。なかには、五町が合同で訓練を実施し、新川公園から駿河区役所の横に新設された石田消防署まで歩き、署内を視察した自治会もありました。
 自治会長さんから、「実際に地震が発生した時、中学生の力が必要になる。そういう意味からも、地域防災訓練に中学生が参加してくれるのは、とてもありがたい。」とのお話をいただきました。
 各地域によって活動内容は異なりますが、地域防災訓練は、ご家族で非常時の対応について考え、地域の一員としての役割や仕事を知るよい機会だと思います。是非ご家庭で一緒に地域防災訓練に参加していただけたらと思います。
 最後に、静岡市より地域防災訓練において「毎年度継続的に実施すべき訓練項目」として掲げられている内容について紹介します。
 特に「自助」に関わることは、詳細まで記載しますので、ご家庭で確認する際の参考にしてください。
1 「自助」に関わること
(1)非常持出し品、家庭内備蓄品の点検や補充
・3日分程度の食糧、水を含む非常用持出し品の確認
・7日分以上の食糧や水のほか、ライフライン被害に備えた備蓄品の確認
(2)家族間の連絡体制の再確認
・家族の連絡方法の取り決め(災害要伝言ダイヤル「171」など)
・避難場所、避難所、集合場所等の確認
・避難経路(津波、土砂災害)の確認
2 「共助」に関わること
(1)自主防災組織の体制確認
(2)災害時要援護者(要配慮者)への配慮
(3)避難所設置・運営訓練
(4)救護所設置・運営訓練
戻る