2015年10月16日
「体育祭を通して得たもの」
去る9月19日(土)、それまで雨天続きで心配された天気でしたが、素晴らしい晴天に恵まれ大里中学校の体育祭が行われました。
本年度の体育祭のスローガン「共立共歩」、サブテーマ「成功は一人ひとりの一歩から」のもと、生徒全員がひとつになって、学級で、また色集団でしっかりまとまり、競技にそして係活動に自分のもっている力をすべて発揮しようと、一生懸命取り組む姿が多く見られました。
生徒一人ひとりの「本気」や「全力」は勿論のこと、様々な場面で「信頼」を感じとることができました。当日は、リーダーが中心になってはっきりした声で指示を出し、素早い行動や責任ある係活動が行われました。競技でもルールを守ったフェアな競争が見られ、必死に競技する中で、擦り傷などのけがをした生徒数は、昨年度の半分以下というのは驚きました。
優勝した色集団もそれを逃した色集団も、大きな成就感や満足感を得ることができました。力を尽くした者だけが感じ得る勝負を超えた充実感を、多くの生徒がもつことができたと思います。
当日参観に来てくれた卒業生からは、「競技などに団結して取り組んでいて仲が良い」「体育祭を見て、中学生に戻りたくなった」「企画や運営がしっかりしている」「生徒会の背中が大きく見えた。また、たくましく感じた」などの感想を聞くことができ、後輩の成長した姿に感心していました。
また、地域の人からは、「子どもたちの表情がよい」「生徒が係の仕事などに、きびきび動いている」「長縄など練習の成果が出ている」「生徒会が自主的にやっていてよい」「3年間の中学生の成長は著しい」などの感想をいただきました。
体育祭を成功に導くことができましたが、それは、やはり6月から生徒会が中心になり、計画的に、そして組織的に準備してきたからだと思います。
授業における各教科の学習は、とても重要ですが、今回の体育祭のように、行事を通して学び、得るものもたくさんあります。
例えば、「一つのことを最後までやり遂げた時の達成感や成就感を味わうこと」や「仲間との協力の大切さ」「他者への思いやり」「成功の裏で地道に活動し、支えてくれている人の存在を知ること」「責任をもち、進んで仕事を行うことの大切さ」など、生徒たちは体育祭を通して、かけがえのないものを得ることができました。
このような体育祭ができたことは、いつも生徒を支え、励ましてくださっている保護者・地域の皆様のお陰です。どうもありがとうございました。
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