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校長あいさつ

2015年06月19日
夏の大会に向けて「全力を尽くそう」
 5月中旬に行われた、1年生の遠足や学年レクリエーション、2年生の職場体験学習、3年生の修学旅行は大きな事故もなく、それぞれの目的を達成し、とても有意義な時間を過ごすことができました。生徒たちは、行事を通して、学級の絆を深めたり、視野を広めたりすることができたことと思います。
 6月中旬からは、いよいよ本年度の中体連(運動部)の市大会がスタートし、7月下旬には吹奏楽部のコンクール、8月上旬には美術部の作品発表会などが行われます。そこで、生徒の皆さんには、最大限の成果が出せるよう、次のことを期待したいと思います。

 生徒の皆さんは「為(な)せば成(な)る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という言葉を聞いたことがありますか。
 この言葉は、江戸時代の上杉鷹山(うえすぎようざん)米澤藩主の言葉です。彼は、つぶれそうになっていた藩の財政を立て直し、善政を行い、民を大切にしました。  
 この言葉は、現代風に言えば、「やればできる、やらなければできるわけはない。できないのはやらないからだ。」ということです。つまり、「できないと言う前に、チャレンジしていますか。努力していますか。」と彼は言おうとしているのです。
 最初からできないと決めつけたり、やっても上手くいかなかったりすることがありますが、もしあきらめて何もやらずにいたら、そこから前進することはできません。一度や二度の失敗であきらめず、粘り強く、毎日の練習に取り組むことによって、少しずつ上達していきます。ぜひ、時間を有効に使い、努力する過程を大切にしてほしいと思います。
 また、試合やコンクールには勝敗はつきものですが、生徒の皆さんに誤解しないでほしいことがあります。勝っても内容が良くない試合があったり、負けても良い試合があったりします。「よい部活」「好感がもてるチーム」、そして「すがすがしい試合や演奏、展示」にできるかが勝負です。正々堂々と臨み、勝っても負けても見る人に感動を与えられるものにしてほしいと思います。そのためにも、「全力を尽くす」ことに集中してください。「練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりで」、気持ちをしっかりもって臨みましょう。力を出し切れないと悔いが残ります。悔いを残さないためにも、最後の練習や準備に気持ちを込め、チーム一丸となっ
て、その日を迎えてほしいと思います。

 保護者の皆様をはじめ、地域の皆様には日頃より部活動へのご支援・ご協力をありがとうございます。部員一人ひとりが、それぞれの場で精一杯頑張ってくれることを期待しています。
 保護者や地域の皆様からのあたたかいご声援を引き続きよろしくお願いいたします。
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