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校長あいさつ

2016年09月15日
「鉛筆のような人」
 6月18日から始まった中体連の大会や吹奏楽コンクールなどで、どの部も練習の成果を十分に発揮してくれました。
 運動部ではチーム一丸となり、最後まで試合に集中し、一生懸命プレーする姿が随所で見られました。手に汗を握る接戦や逆転劇があり、多くの人に感動を与えてくれました。同時に、1・2年生からの熱い応援に、選手は元気をもらいました。
 また、文化部でも聴衆を魅了する素晴らしい演奏を披露してくれたり、工夫を凝らした作品を数多く発表してくれたりしました。
 保護者の皆様には、生徒の活躍を支えていただき、ありがとうございました。
                  
 さて、8月にはもう一つの熱戦がありました。ブラジルで開催されたリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)では、体操をはじめ、水泳や柔道、レスリング、バスケットボール、バドミントン、テニス、卓球、カヌー、陸上など、多くの競技で日本人の活躍が見られ、私たちに元気や勇気、多くの感動を与えてくれました。同時に、日本人の今後のさらなる活躍の可能性を大きくしてくれました。
 五輪に出場した選手たちは、皆、高い志や明確な目標をもって、試合に臨んでいたと思います。また、試合後に選手に行うインタビューの様子を見ていると、お世話になった人たちへの感謝の気持ちを述べていたり、周囲の人に対する気配りができていたりします。

 そこで、先日の学校集会では「鉛筆のような人」というテーマで、本校の重点目標「自主・自律」と「思いやり」に結びつけて話をしました。皆さんがご存じのように、鉛筆は真ん中にまっすぐな「芯」が通っていて、周りには「木が使われて」います。
 生徒には、この鉛筆のように、自分の目標や志をもち、その達成に向けてまっすぐ努力し続ける人をめざしてほしいと思います。
 また、芯の周りには「木が使われている」ので、周囲の人に対して「気遣いができる人」になってほしいと思います。
 鉛筆の構造と本校の重点目標との関係を次のように考えました。

【鉛筆の芯】
 自分の目標や信念をもち、その目標の達成に向けてまっすぐ努力し続ける。
 (芯がある→意志の強さ→自主・自律)
【周りに木を使う】
 周囲の人に対して気遣いができたり、相手の立場になって考えたりすることができる。
 (木を使う→気遣い→思いやり)

 生徒にはこの「鉛筆のような人」を意識して、毎日の生活を送ってほしいと思います。

 現在、生徒たちは9月17日(土)の体育祭に向けて、スローガン「開花」〜勝利の心〜 のもと、学級練習や学年練習、応援練習に毎日、一生懸命取り組んでいます。 
 保護者・地域の皆様には、体育祭での生徒の様子をご覧いただき、励ましの言葉などをいただければ有り難く存じます。
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