2016年02月22日
「あなたの夢は何ですか」教頭 石川 裕
2016年がスタートしたのがつい先日のことのようにも思いますが、気づけばもう50日ほど経過しました。今年度の学校生活も残すところあとわずかとなりました。授業日数で数えるとあと21日です。残された日数の中で、今年度の生活を振り返り、来年度のスタートをしっかり切るためにも、これからの生活を見通しをもって過ごす必要があります。
2月4日(木)と5日(金)には、静岡県内の私立高校で入学試験が実施されました。本校でもほとんどの3年生が受験し、当日は緊張しながら筆記試験と面接試験を受けてきました。面接試験でよく質問されるひとつに「将来の夢」があります。私は、中学3年の頃には教師になりたいという夢を抱いていたので、実際の面接試験でもそのように答えたことを覚えています。
次の文は、ある本に掲載された小学6年生の作文の一部です。
「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3歳の時から練習を始めています。3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。 (中略)
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。」
夢や目標をもった人は、もっていない人と比べると、頑張り度や頑張れ度に大きな差があると思います。それは、部活動の面だけでなく、学習面、生活面にもいえることだと思います。
皆さんのお子さんは、どのような将来の夢や目標をもっていますか。学校でも進路指導の一環として、将来の夢について考える時間を設けていますが、子ども達が将来の夢をもったり、実現に向けて努力したりするためには、保護者の皆さんのサポートが必要です。ぜひ、ご家庭でも親子でお子さんの将来の夢について話し合う機会をもってみてください。
今回紹介した小学6年生の少年は、その後、作文に書いた夢を実現させ、今ではメジャーリーガーとして活躍しています。名前は鈴木一朗さんといいます。
また、最近、私が読み始めた本は「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉(原晋著)」です。この本は、原監督が会社員時代に身に付けたノウハウを、箱根駅伝優勝という目標を達成するためにどのように生かしたかについて、47の視点でまとめたものです。またどこかで、この本を読んで感じたことについても紹介できればと思います。
最後に、本年度も朝の挨拶運動や登下校の指導、読み聞かせ、図書ボランティア、部活動、環境美化運動、体育祭準備、ふれあいバザーなど、一年を通して様々な場面で、保護者や地域の皆様に支えていただいたこと、心より感謝申し上げます。
生徒は、このような環境の中で充実した学校生活を送り、確実に成長することができました。本当にありがとうございました。残りの1か月間も、引き続きよろしくお願いします。
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