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校長あいさつ

2016年01月18日
「中学は子どもから大人への架け橋」
新年明けまして おめでとうございます。
本校では1月6日から第4ステージが始まりました。テーマは「つなぐ」です。
 生徒には、「中学は大人への架け橋であること」や「年度末で進級や進学を控えた時期であること」から、大きく次の2つことを話しました。

1 自ら進んで学ぶ(自主性)
 ・指示された内容だけでなく、課題に自ら取り組む。
2 挨拶や言葉を大切にする(思いやり)
 ・相手の気持ちを考えて接する。

1つ目ですが、3年生にとっては義務教育最後の3ヶ月になります。中学校卒業後の進路に向かって、充実した日々を過ごしてほしいと思います。また、2年生は最上級生になるための準備期間であり、その自覚をもって生活してほしいと思います。1年生は中学校生活に慣れ、生活や学習の仕方がわかってきたと思います。そして、4月から先輩となる自覚をもって生活してほしいと思います。 
 そこで、生徒には進級や進学を控え、「指示された内容だけでなく、課題に自ら取り組む。」ことを意識して行動してほしいと思います。与えられたことだけをやるのではなく、自分の課題やチームの課題などに積極的に取り組み、さらに大きく成長してほしいと思います。

 2つ目ですが、昨年12月に来客があった際に、「生徒の挨拶や対応がていねいで、とてもさわやかな気持ちになりました。」というお褒めの言葉をいただきました。これは、その方が駐車場で車から降りたら、男子生徒が元気よく「こんにちは」と挨拶をしてくれ、次に近くにいた女子生徒に「校長室はどこですか」と尋ねたら、その生徒が玄関まで一緒に歩いて、「こちらです」と案内してくれたからです。「このような対応はなかなかできることではなく、とてもさわやかな気持ちになりました。」という話を、校長室に入ると同時にしてくれました。この話を聞き、私自身も嬉しくなりました。
 今、紹介したように、挨拶は生活する上で必要ですし、人間関係を深めるためにも大切です。中学生がいずれ社会人になったときも、自然と挨拶ができ、良い習慣となるようご協力をお願いします。
 次に、私たちが毎日使っている言葉ですが、言葉によってものごとを考えたり、判断したりしています。また、自分の気持ちを表現したり、意志を伝えたりしています。このように言葉はとても便利なものですが、使い方によっては、時として人を傷つけることがあります。逆に、言葉で人を勇気づけたり、人の心を救ったり、人に喜んでもらったりすることもあります。
 生徒には、中学から大人へと成長する過程で、言葉を発する時は、相手の気持ちや状況などを考えて、会話をすることを心掛けてほしいと思います。

 お子さんたちは、1年が過ぎ、また一歩大人に近づきました。学習面で努力することは勿論ですが、日常生活での挨拶や言葉遣いも将来大人になる上でとても大切です。言葉を大切にするということは、人との関係も大切にすることにつながると思います。
 本年も本校の教育活動へのご理解・ご協力をよろしくお願いします。
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